時事通信 体制維持へ「内政」最優先＝香港統制、米国との対立覚悟―中国 2020/07/16 07: 　【北京時事】トランプ米大統領が香港への優遇措置廃止や対中制裁を可能にする「香港自治法」への署名を発表したことを受け、中国政府は１５日、報復を予告する声明を直ちに発表した。香港をめぐる米中の緊張は一段と高まったが、共産党の一党独裁維持という「内政」を最優先する習近平指導部にとって、覚悟の上の対立激化と言える。 　中国外務省の華春瑩報道局長は１５日の記者会見で、「米国の関係者や組織に制裁を実施する」と声明内容を繰り返したが、具体策には言及しなかった。香港自治法で発動可能になった金融制裁は、中国だけでなく世界経済にも甚大な影響を与え得るだけに、中国の国営メディアは「制裁は自らの足を撃つものだ」などと米国をけん制してきた。米国がどこまで強力な制裁を科すのか、さらに見極める構えとみられる。 天にむかってつばを吐く　と自分の顔に返ってくる？！