2018年9月21日金曜日

米大統領「今すぐ原油価格下げろ」

(ブルームバーグ): トランプ米大統領は、石油輸出国機構(OPEC)に対する批判を再開。「今すぐ価格を下げろ!」とツイートした。
 OPEC加盟国と非加盟主要産油国の共同閣僚監視委員会(JMMC)は23日にアルジェリアで会議を開催するが、それに先立ちトランプ大統領が原油価格を巡ってOPECを再び批判した。サウジアラビアは先に、価格が1バレル=80ドルを超えても問題視しない姿勢を示唆していた。トランプ大統領は以前、80ドルを超えた際に不満を表明した
 トランプ大統領は20日、ツイッターで「われわれは中東諸国を守っている。米国がいなければ彼らは長くは安全でいられないだろう。なのに彼らは原油価格をどんどん押し上げ続けている!」とし、「独占組織のOPECは今すぐ価格を下げろ!」と続けた。
 このツイートに反応し、ロンドン市場で北海ブレント原油は下げに転じる展開となった。
 UBSグループの商品アナリスト、ジョバンニ・シュトーノボ氏は「原油価格が今年の高値付近にある」ことを踏まえると、トランプ氏のツイートは筋が通っていると指摘。「アルジェで会議が予定されていることを考えれば、トランプ氏は中間選挙を控えてOPECへの圧力を続けたいだろう」と加えた。

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