2018年9月20日木曜日

先制サイバー攻撃も可能に=中ロの脅威で、米新戦略公表

【ワシントン時事】米国防総省は18日、中国やロシアなどからのサイバー攻撃に対し、米軍の優位性や国益を守ることに主眼を置いたサイバー戦略の概要を公表した。その中で、他国からの攻撃を防ぐためには「前方防衛」も辞さないと明記し、先制サイバー攻撃もためらわない姿勢を示した。国防総省によるサイバー戦略策定は2011、15年に次いで3回目。
 新戦略は、中国がサイバー攻撃を通じて米国の公共・民間部門から機密情報を持ち出していると批判。ロシアもサイバー空間における情報操作で選挙に介入していると指摘し、「悪意あるサイバー活動をその根源で食い止めるために前方で防衛する」と強調した。
 また、戦時においても軍事的優位性を確保するため、敵国に対するサイバー攻撃を積極的に活用する方針を示した。

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