2021年5月29日土曜日

[ロンドン 28日 ロイター] - 女子テニスのツアーを統括するWTAは28日、世界ランキング2位の大坂なおみ(23)が四大大会の全仏オープン(OP)で記者会見に応じないとの意向を表明したことを受けて、同選手と話し合う考えを示した。 大坂は自身の心の健康を守るためとし、今月30日に開幕する全仏OPでは記者会見に一切応じないと表明。アスリートら複数が支持する声を出す一方、フランス・テニス連盟(FFT)のジル・モレトン会長は非難するなど、テニス界に波紋を呼んでいる。 WTAは声明で、「心の健康はWTA、そして全ての人々にとって最も重要なこと。われわれには選手の精神面、感情面における健康を守るための専門家チームとサポートシステムがある」とコメント。「心の健康に関する懸念に対処しようとする選手をサポートできるアプローチについて、なおみ(と全ての選手)との対話を喜んで受け入れる」と続けた。 その一方で、選手の取材対応については、「プロ選手は自分の視点、自分のストーリーをメディアに対して共有し、語ることでその競技とファンに対する責任を負っている」とも述べた。

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